刀（肥前国住忠吉）七代・文化十二年～十三年頃

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【刀】肥前国住忠吉

種別：刀（太刀銘）
長さ：66.7
反り：1.5
目くぎ穴：1

元幅：約3.20cm
先幅：約2.12cm
元重：約0.71cm
先重：約0.50cm

刀身重量：約668.1g

鎬造り、庵棟。身幅と重ね尋常、反り頃合いにつき、中鋒。地鉄は小板目肌がよく練れて詰み、やや無地風の小糠肌となり、地沸が細かくつく。刃文は小沸出来の直刃に、鼠足や小足が交じり、帽子は直ぐに小丸に返る。

幻の七代忠広（忠吉）の六字銘の作。
六代近江守忠吉の子。六代の代作や、六代の死去直後の作に忠吉銘があるが、正式に忠吉を襲名する間もなく、六代の死後60日程で七代忠広も没している。
文化十三年に、八代忠吉が母の実家である橋本家に養子に入り、八代忠吉を襲名している。

本作は、作風や銘字から七代忠広の作と思われるもので、六代に比べて匂い口が締まりごころとなり、刃縁に短い鼠足が入るなど、やや大人しい作風です。茎尻に特徴的な削り鑢をかけており、刀なので太刀銘、茎棟は丸みのある小肉棟、鎬地や棟には湯走りや飛び焼きは無く、肥前刀の掟通り。
銘は五字忠吉と六代・代作の近江守忠吉、佐賀住忠廣、などの刻銘が見られる。六代との合作があるが、現存するものは銘振りが様々で、八代や明治の九代の作が混在しているとの見解もある。

刃切れ無し。一重ハバキ、白鞘。

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◎大小一腰　桐紋散し金具大小拵入　大・兼中　小・三原住正次

古刀　古美濃伝　約二尺三寸弱　反りの強い大刷り上げ　古刀期の樋が茎尻まで貫かれた掻通し/掻流し

■時代■備州長舩則光■刀■刃長70.8㎝■Adナ