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【サイズ】
カップ：高さ 約6.5cm　口径 約9cm　幅 約11.5cm　『ハンドル含』
ソーサ：約15cm　高さ：約3.3cm
プレート：約18.5cm　高さ：約2.5cm
ポット：高さ 約25cm　幅 約19.5cm　『ハンドル含』　口径　約9.5cm
ミルクジャグ：高さ　約9cm　幅　約10.5cm『ハンドル含』
シュガーポット：高さ　約9cm　幅　約10.5cm　口径　約9.5cm


【状態】　
21点全て割れ欠けヒビ、修復の痕とうない非常に良好な状態です
ポットの蓋裏に赤い顔料が僅かについておりますが
焼成で発生したものです
写真にてご確認ください
全て1級品・超美品レベルです


ご覧いただきありがとうございます。


ドイツで購入しました、
インドの華　コーラル　21点フルセットを出品させていただきます。


ご存知の方も多いと思いますが
インドの華はマイセンのシリーズの中でも初期作品群に入る
マイセンを代表するデザインです


いわゆる「柿右衛門写し」と呼ばれる
マイセンのオリジナルではない日本の柿右衛門の絵柄を
そのまま写しとるというシノワズリ群が
作られるようになったのが18世紀中期のことです


その後、マイセンのオリジナルである
シノワズリが次々と誕生することになるのですが
その1つが今回ご紹介するインドの華です


現在のインドの華には5色+多色の6つの
色彩があります
ですが、インドの華の当初はこちらのオレンジしか
ありませんでした


私が今は便宜的に「オレンジ」と申し上げていますが
本来であれば「コーラル」つまり「珊瑚色」と
呼ばなければいけません


18世紀中期のヨーロッパでは
皆さまのご存知の通りイギリス・ハノーヴァー朝が
成立した後、ハプスブルグ家と手を取り合って
ヨーロッパの２代勢力となった時代です


1756年には東インド会社が設立して
インド航路で様々な香辛料とアジアの物品が
ヨーロッパ各地、特にイギリスとプロイセンに入りました


その中の1つとして新しい珊瑚、通称「柿珊瑚」が
ヨーロッパに渡りました


もともと紅珊瑚とよばれる牛の血のような紅色の珊瑚は
地中海でもとれ、主にベネティア商人たちが扱っていました


それが、なんと日本の近海の日本海側では
「柿赤色」とよばれる赤に黄色味を帯びた新しい珊瑚が
取れるという話を聞きつけたベネティア商人が
放って置くわけがありません


新しくヨーロッパに渡った「柿珊瑚」にハプスブルグ家の
王侯貴族たちが色めきたったのは言うまでもありません


こうしてアジアの珊瑚が新しくヨーロッパに渡り
その何ともアジアンティックな色合いに呼応して
デザインされたのがインドの華というわけです


柿珊瑚の色合いから生まれたものなので
元々のインドの華はこちらの柿珊瑚色が
もっともインドの華のデザインとマッチしているといえます


ただ、まぁこれは個人的なお好みもございますので
他の色でももちろん、インドの華の美しさには
何の影響もございませんね（笑）


今回ご紹介するのは、この柿珊瑚色の21点セットです


状態も非常によく、超美品と呼べるレベルの1級品です
1枚のソーサの金彩に僅かな擦れがあるため
今回は「格安」にて出品いたしました


マイセンはこれからという方もマイセンのコレクションを
お持ちの方もインドの華コーラルは押さえておきたい
1つではないかと思います


ぜひこの機会にマイセン・シノワズリの代表作を
お手元でご鑑賞いただければ幸いです


今回、コレクション整理の為出品させていただきます。
私の写真技術の拙さ故に、十分にお伝え出来なく誠に申し訳ございません。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。可能な限り対応させてい