委託出品です。勾玉の数１２個で、その内3個の先端に欠け。菅玉の数12、重量175ｇ前後。菅玉と勾玉の間に円形の玉が14個。
これを首に掛ける際に、長髪の人は、髪が、首輪に絡みやすいので、フード付きの上着の着用がいいのでは？或いは帽子を被るといいでしょう。周囲62㎝あるので大丈夫です。また洗顔する際、丁度いい長さで、垂れすぎず、支障なし。重さですが、最初の内は、軽すぎず重すぎない感覚ですが、時間の経過とともに重さを感じてきますから完品だと1日は、付けていられないのでは。発掘品のため土サビの付着、発掘の際の、勾玉の欠け３箇所有り。出処は北九州。卑弥呼の邪馬台国は畿内説と北九州説がありますが、どうも後者の方に分がありそうな気がします。発掘状態が、ほぼその当時のままで発掘されたと思います。画像を参考にしてあなたの審美眼で時代考証を。他の首飾りは寄せ集めと言ってもいいのでは。
この首飾りの【勾玉等の配列・配置の】形状を比較してください。只今出品中の「神武天皇像　日本武尊像」の画像８で。この首飾りに通してある結び紐（ひも）は朱色（画像５）で化学染料ではなく天然植物染料ですから、この発見者は少なくとも江戸時代でしょうか。勾玉の欠けの原因について、只今出品中の（紙入れ 紙入 懐紙入~）の画像３・4・５でどうぞ。奈良時代の武士は、古くからの勾玉製装身具を御守りとして使われていたのでしょう。この首飾りの所有者の武士は、敵と戦闘時の被剣を受けたのが原因で勾玉の欠け3箇所になったのでは？